2007年08月01日

不動産バブル

 大都市圏、とくに東京・名古屋の商業地の地価の上昇が著しい。
 低金利で余る資金が、運用先を求めて不動産投資信託REIT)に流れ込んで不動産バブルと騒がれています。

 この仕掛けにも、やはり絡んでいるのは、大手銀行です。

 大手銀行は、90年代のバブルで、土地を担保に貸し付けた債権の多くが不良債権になってしまった。
 この不良債権を早期に直接処理していれば、その後の長い不況に我々が苦しめられることもなかったのです。
 しかし、大手銀行は、不良債権を間接処理して、問題の先送りを図りました。
 つまり、貸し倒れ引当金を利用してバランスシート(帳簿)上処理しただけで、不良債権はそのまま持ち続けていたために、不況が長引いたのです。

 大手銀行がこういう処理をしたのは、(経営トップが責任問題を先送りしたのもありますが)不良債権には、都心の土地が担保で付いていたので、この土地が値上がりするまで持ち続けようとしたのです。

 こうして大手銀行のツケ回した損は、間接処理によっては消えてなくなるわけではないので、誰かがかぶることになるところ、その役目はいつでも我々だったのです。「痛みに耐えれば・・・」なんて言われて。

 そして今、不良債権担保になっていた不動産を売りさばく時期がやって来ているというわけです。
 大手銀行不動産投資信託REIT)を日本に導入して、不動産を売りさばいています。
 銀行預金の超低金利のため、マネー雑誌に踊らされた人が、不動産投資信託REIT)に老後資金をつぎ込んでくれるので、不良債権の担保になっていた不動産が異常な高価格で売れていってます。

 それはすべて大手銀行が作り上げたカラクリであり、最後には大手銀行がすべて吸い込んでいっているのが分かるでしょう。

 いま、大手銀行が(税金も払わず)手にしている莫大な利益は、本来この10年間に私たちが受けるべきであった賃金であり、預金利息なのです。

 そして、賢くなった大手銀行は、この不動産バブルがはじけても損はしません。
 損は、不動産投資信託REIT)に金を預けた庶民に回されるだけです。


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posted by Kenta at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新貸金業法